過ぎし40年!

40年前、自分は熊本市で「タクシードライバー」をやっていた。丁度、今の時期、クリスマスや忘年会で大賑わいしている時期、当時は好景気に沸いていた。夜も遅く、下通り「銀座通り」花畑町側のタクシー停車エリアに止めて客待ち、うつらうつらしていると、赤いドレスに、ミンクのマフラーらしきものを纏い、シャナリ、シャナリとスタイル抜群、絶世の美女が、我のタクシーのドアをノックするではないか。(ドヒャアー!綺麗かバイ、ラッキー!」ドアを開け「ど、どうぞ!」(声が上ずる。)お尻の方から(普通の者は、ケツからと表現するが!)カッコ良く、シートに座る。香水の甘い香りが・・・・トコロガデアル!「お客さんどちらまで?」すると、図太い声で「キャッスルまで!」(ホテルキャッスルの事だ。)・・・(ハァ〜!オカマじゃん!)今は「ミスターレディと呼ぶが」意気消沈!「正面玄関でよろしいですか?」・・「いいわよ!」。降ろしてから、ハ〜!香水のにおいを消すために、寒いのに、ドア全開で走った。甘い香りのはずの香水が!取れない!−おわりー