正月の思い出。

 今日は文具の営業さんが、最後の挨拶に回ってきた。出身は熊本の玉名市らしい。正月の話になったが、「今の子は遊びば知らんですもんね。自分等の頃は凧揚げ(ゲーラカイト)やら駒ば回して遊びよったばってん」との事、確かに昔は凧揚げと駒回しが正月の遊びだった。彼はまだ若い。ゲーラカイトじゃあな?自分等の頃は奴凧が主流で、重しのヒレは新聞紙をのりで貼り付けて飛ばしたもんだ。先日、店にあるゲーラカイトを子供たちにあげたのだが、「おじちゃん、どうやって上げると?」・・・自分は体がこんなだから、娘の旦那に「お前上げてやれ」頼んだのだが?生まれが福岡市のど真ん中、凧もゲーラカイトも上げたことなし、「上がりませんけど、どうしたら上がります?」・・・?・・参った。「風の向きを考えてあげんと、広場で風に向かって走れ」いまのゲーラカイトは良く上がる。昔の凧は難しかった。なんせ紙でできてる。今のはビニールだ。やっとコツをつかんだのか、少しは上がったそうだ。その営業マンにも子供がいるらしいが、「ゲームばかりで、外で今の子は遊ばんですもんね、子供は外で遊ばんといかんです」とは言っていたが?田舎の子もその点はおなじなのかな?朝早くから凧を上げて、駒を回して、餅食って、楽しい正月だった。あの時代にもう一回戻ってみたいもんだな?出来る事なら。−おわりー