獣害増える。

 山奥にしかいなかったはずの、猪や鹿が今や山里から街場まで出没し、農作物の被害は元より人的被害まで発生している。住む場所を無くしたのか?人工林が増えたからだろうか?元来、猪も鹿も臆病な生き物なんだが、今は舗装道路を堂々と歩き回る。今日も山都町の国道218号線沿いの田んぼに鹿が、落穂らしきものを食べていた。車が頻繁に通る中悠然として、気候変動と同じ様に動物たちにも変化が起きてる様だ。有識者なる人たちが言うには、人工林が増えたのと、その人工林の手入れが出来ずに荒れ果て、餌となるものが無くなったと言っているが、それだけなのかな?自分が子供の頃は、猪も猟師の人が仕留めた物しか、生きた物は目にすることは無かったし、山の奥まで「探検」と称して遊んでいたが、出会う事は無かった。今は農家の人達もうかつには農作業も出来ないらしい。近所のおばさんが栗を拾いに行ったところ、子牛程もある猪が栗を食べてたらしく、怖くなってそのまま帰ったと言っていた。自分も夜8時頃、帰る途中に、猪3匹と出会って、思わずブレーキを踏んで止まった。警笛を鳴らしたが、しばらくは動かなかった。(この野郎!)と思って車で突進するとようやく山の中へ姿を消した。これから猟期に入る。しばらくは彼らもうかうか出来んだろう。それにしてもこの状況はなんだろう?動物まで資本主義に犯されたのか?−おわりー!